『ポケモンの会話 ぽけぱらエディション』中編(050911)


物語はピカチュウたちが目を覚ます所から始まります…。


ピカチュウ「う…む…。ふわぁ…。もぉ、プリンのせいで…って、アレ?ニャースは?」

ソーナンス「う〜ん。もう食べられないよぉ。」

ピカチュウ「ソーナンス!起きて起きて!ニャースがいないんだよ!」


ソーナンスはピカチュウのしっぽをカプリッ(寝ぼけてます)


ピカチュウ「いったーい!!!」ばりばりばりーっ!!ピカチュウの電撃!!

ソーナンス「うっう〜ん。………えっ!!愛しのダーリンがいない!!!」
ソーナンス「ピカチュウ、どこに隠したのよっ?ってここはどこだっけ?私たちはえっと…」
 ...
ソーナンスは女の子、という設定なのですv
ピカチュウ「えぇと…そうだ、穴に落ちちゃったんだ。まずはここから出ようよ。」

ソーナンス「いやよ、ダーリンを探さなくっちゃ。きっと一人で泣いているわ」
ソーナンス「鳴いているじゃないわよ。いくらネコでも」


ピカチュウ「泣いても鳴いても、声を出してくれたら居場所が分かるんだけどなぁ…うーん。」

ソーナンス「そっ、それよ!私たちが大きな声で会話をしながら歩いたら、」
ソーナンス「きっと向こうから私たちのことを見つけてくれるわ」


ピカチュウ「あっ、そうか!! よーし…おぉーい!にゃーすぅー!!」
ピカチュウ「ぼくたちはここにいるよー。でてきてぇー!…こんな感じでいいかな。」


ソーナンス「そうそう、そんな感じで。よーし私も。
ソーナンス「にゃーすー、どこいっちゃったの?私をおいていったら後が怖いわよー」


ピカチュウ「(ニャース、尻にひかれてるのか…!)」

ソーナンス「んっ?何か言いたげね。」
ソーナンス「よし、じゃあピカピカくん。とりあえず、奥に進むから明かりの方は頼んだわ。」
ソーナンス「あっ、もちろん先頭をお願いねvv」


ピカチュウ「おっけー、まかせて!」ばりばり…、と、身体に電気をためて明るくする

ソーナンス「うわぁ。すごく明るくなった。さすがピカピカくんね。」
ソーナンス「それにしても、こうやって見ると結構大きな穴だったのね。」
ソーナンス「ほら、向こうで道が二手にわかれてる。」


ピカチュウ「えぇっ、どうしよう。分かれるのはちょっと危ないな…。右と左、どっちに行こう?」

ソーナンス「えっと…こういうときは」 どこからともなく一本の棒切れをだして…


コロンッ


ソーナンス「なっなんと、右でもなく左でもなく、まっすぐ倒れちゃったわ。…どうしよう。ねえ。」

ピカチュウ「真っ直ぐかぁ…うーん…。」

ソーナンス「もしかして、まっすぐ行くとか、そんなことは言わないでね。まっすぐはカベよ。カベ。」

ピカチュウ「(ぎくっ。丁度今言おうとしてたのに。読心術!?)」
ピカチュウ「そ、そんなこと言うわけないじゃないかーあははははー!」
ピカチュウ「とっ、とりあえず、右から行ってみようか。」
 ...
ここ、マジで「真っ直ぐ行こう♪」と打とうとしてた所だったんです、私。(苦笑)
ソーナンス「どうしたの?あぶら汗すごいわよ。そうね、ここで悩んでてもしょうがないし。」
ソーナンス「でわ右行ってみましょー♪」



そういって、ソーナンスは左側に向かった…
ソーナンスはすごく方向音痴だった…



ピカチュウ「(!?そ、ソーナンス??え?えぇー?ぼくが聞き間違えたのか…!?)待ってよソーナンス!」


そう言ってピカチュウも左へ…
しばらく2匹が歩いていると…
そこは、行き止まりだった。



ソーナンス「えっ、ウソでしょ?」

ピカチュウ「行き止まりだぁ…。しょうがない、引き返そうか。」


壁によりかかるソーナンス


ソーナンス「え〜っせっかくここまで歩いてきたのにー。戻るのなんてイヤよ。」

ピカチュウ「でも行き止まりじゃあ…ん?」ピカチュウは何かを見つけた。


ピカチュウがみつめる先をソーナンスも同じくみつめると、そこには小さなスイッチみたいなものがあった。


ピカチュウ「これは…ナンだろう。アヤシイな。こういうアヤシイものは触らないでおこう。」

ソーナンス「ドキドキ。ねえ、押していい?」
ソーナンス「押していいよね?ねえ、押すよ。押すからね。えいっ(><)ポチッ。」(話を聞いてない)


ピカチュウ「やっぱり押しちゃったー!」


ごごご…何かが動く音がする。
ガガガガガガガガガッッッッッ
音が激しくなった!!びっくりするピカチュウとソーナンス。



ソーナンス「えっ、ウソ?なになに?なにが起こってるのー!?」


次の瞬間、ソーナンスの真下の床がパッと消えた。


ソーナンス「ひっ!」

ピカチュウ「!?」

ソーナンス「キャー落ちるー!!!」


ガシリッと、ピカチュウの腕を握るソーナンス


ソーナンス「ぴかぴかくんと私は運命共同体よー」叫びながら落ちるソーナンス

ピカチュウ「う、うわわぁーっ!!」ソーナンスとピカチュウは穴にまっさかさま!!


さらなる穴の先には一体…





そのころのニャースはというと…



ニャース「どうやらニャーははぐれてしまったようだにゃ・・・」
ニャース「お腹も減ったし・・・寂しいにゃぁ・・・」
ニャース「あっちがちょっと明るいにゃ!」



ニャースは光が漏れている方へ歩き出した


ニャース「にゃ?!ここは!!」


地下にポッカリ空いた空間。そこは緑が生い茂り、木にはたわわに実が付いていました。


ニャース「食べ物にゃーーーーー!!!!」
ニャース「はぐはぐ・・・。おいしいにゃ〜〜」
ニャース「ここをR団の基地にしたら、食べ物に困らないにゃ〜」
ニャース「・・・・とりあえず・・・」
ニャース「ピカチュウとソーナンスの分・・・」



ニャースは大きな実を2個持って、元の道へ引き返して行きました


ニャース「ピカチュウ〜〜〜ソーナンス〜〜どこにゃ〜〜」


果たしてニャースは二人と再会できるのか!





ピカチュウ「うっ…いたたたー。」
ピカチュウ「なんか落ちてばっかりだね…ソーナンス。大丈夫?」


ソーナンス「痛ったーい!本当今日はついてないわ。ぴかぴかくんこそ大丈夫?」

ピカチュウ「なんとか。ここは…もっともっと奥のとこまで落ちちゃったね。」

ソーナンス「あら、ぴかぴかくん、しっぽがちょっと曲がってるわよ。」

ピカチュウ「しっぽの曲がりはもとからだよ。」
 ...
ここの何気ない会話が実は楽しいんです。
ソーナンス「あっ、それもそうだったわ。ぴかぴかくん冷静ね。」
ソーナンス「それにしても本当どうしよう…」



ソーナンスは今落ちてきた方を眺めてみる


ピカチュウ「んー…。とにかく上へ向かって進むしかないね。」

ソーナンス「ぴかぴかくん。もしかして、「空を飛ぶ」とか使えたりする?」

ピカチュウ「うぅん、オオスバメの背中に乗ったりとかはできるんだけど一人じゃ…」

ソーナンス「はぁ〜やっぱりそうよね。ということは、考えられる方法はただ一つよね。」

ピカチュウ「…というと?」

ソーナンス(ビシリッと壁を指差し…)「この壁をよじ登っていく!!」

ピカチュウ「えぇー!?で、できるの?そんなこと!!」

ソーナンス「ふっ…冗談にきまってるじゃない。」

ピカチュウ「なんだ冗談か…」

ソーナンス「やっぱり、地味に歩いていくしかないよね。」

ピカチュウ「よし。一歩一歩進んで行こう。あっちの方、登りやすそうだよ」

ソーナンス「それじゃあ、出発するとしましょうか。」

ピカチュウ「うん。」

ソーナンス(それにしても、ダーリンは大丈夫かなぁ…)


とことこと歩き出す2人。


ソーナンス「ねえ、ピカピカくん。それにしてもこんな大きな穴って、どうやってできたのかしら。」
ソーナンス「自然にできたものなのか…それとも誰かが人工的に…??」


ピカチュウ「そうだなぁ…。地質が弱くて、そこに水が入って削れた可能性もあるし…」
ピカチュウ「人工的…そういえば、さっき、あやしげなスイッチがあったよね。」
ピカチュウ「あれはさすがに自然のものじゃないな…」
ピカチュウ「もしかしてココ、ロケット団の秘密基地建設予定地だったりして!? あはははー!」


ソーナンス「えーーー?!けど、それって考えられなくもないよね!」

ピカチュウ「でしょでしょ? ねぇ、ソーナンスはそういうこと、聞いてないの?」

ソーナンス「うん…だぶん…ぴかぴかくんは私たちがそんな重大な秘密を教えてもらえそうに見える?」
ソーナンス「…悲しいことだけど……聞いてないわ」(がっくりと頭をさげて)


ピカチュウ「…だよね。(-_-;」諦めたような目つきでソーナンスを見つめる

ソーナンス「むしろ、こんなところを歩いている事が見つかったりでもしたら…」

ピカチュウ「そうか、もっと肩身せまくなるね!」けらけら笑う腹黒ピカチュウ

ソーナンス「はやくダーリンを見つけて脱出しなくちゃ。それに、ダーリンだったら何か知ってるかも。」

ピカチュウ「ニャースって偉そうにしてるけど…ムサシたちよりも偉いって本当?」

ソーナンス「えっと……少なくとも本人はそう思ってるんじゃないかな?」
ソーナンス「それ以上のことは本人のプライドにかかわるので言えません。テヘッ。」
ソーナンス「ところで、ピカピカくんと、サトシ君…だったっけ?そっちはどんな感じなの?」


ピカチュウ「サトシとぼくは友達同士だよ。上とか関係ないんだ♪」
ピカチュウ「おっ、そういう言ってるうちに、なんだか結構上のほうまで歩いてこれたね。」



ピカチュウとソーナンスは、緑が豊かな広い場所に出ました。
そこには…!!



<ポケモンの会話 ぽけぱらエディション> 中編、終わり♪





中編のガクヤウラ

この時期はニャース役のばーすさんとチャットで合流できなかったので、
ピカチュウ(ハルミ)&ソーナンス(さつき)とは離れ離れになったということにしたのでした。
ハルミ 050911

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